【開催趣旨】

 世界のいまを考える保守派のポリティカル・カンファレンス「J-CPAC2019」を、このたび開催します。

 

 2019年は、自由主義陣営が冷戦に勝利したベルリンの壁崩壊から30年の節目です。一方で、中国政府が民主化運動を圧殺した天安門事件から30年の節目でもあります。この2つの事件が象徴するように、30年間の世界は、自由主義に覆われる外見の裏において独裁体制が力を蓄え、次なる混乱の時代を用意していました。いまや独裁体制のもと中国は、世界第2位の経済大国にのし上がり、「一帯一路」の名のもと債権帝国主義と言われる権益拡大に邁進し、少数民族の圧迫と軍事的拡張を強化しています。中東・北アフリカでは民主化勢力と独裁体制、そして過激派組織がせめぎ合っています。世界が混乱に向かうなか、日本を取り巻く状況は厳しさを増しています。北朝鮮による核開発は解決への道筋が見えず、中国は台湾へ侵攻する意思を明示し、安全保障上の懸案は増す一方です。経済的には、株価や雇用の面で改善が兆しつつも、まだ力強い回復は道半ばです。

 

 私たちは、こうした日本そして世界の「乱世」を切り拓き、新しい「時代を創る」舞台として、安全保障、国際協力、経済など多角的な考究がなされるポリティカル・カンファレンス「J-CPAC2019」を開催いたします。

 

J-CPAC2019実行委員会

【「乱」コンセプト】

日本国内にいると、我々はなんとなく、「平和」を感じながら、日々を過ごしています。しかし、世界に目をやれば、現実は「平和」とは真逆の事態に溢れています。

 

すぐ隣の朝鮮半島。北朝鮮の惨状はもちろんのこと、韓国では、中国や北朝鮮の意を汲んだリベラル派が圧倒的な勢力を持ち、保守派勢力を圧殺して米韓・日韓関係を破滅させる瀬戸際にあります。また、台湾やフィリピン、ベトナムは、常に領土問題で中国からのプレッシャーに晒され、外交的混乱が止むことはありません。インド亜大陸でも、共に核兵器を持つインド・パキスタンが衝突し、紛争はますます大きくなる一方です。さらにヨーロッパは、英国のEU離脱やフランスでの暴動、中東からの難民流入で大混乱の渦中に置かれています。そして、メキシコやベネズエラの混乱は、難民や麻薬の流入という形で、アメリカを脅かし続けています。

 

このように今、アジアでも世界でも、本格的な動乱の時代を告げる事態が続々と起きています。その時代認識を、我々日本国民がしっかり持つことが、乱世を乗り越え、新しい時代を創っていくための縁となるに違いありません。そうした願いを込めて今回、J-CPAC 2019開催にあたり、時代を象徴するキーワードに「乱」を選びました。 

 

APCU・JCU議長 あえば直道

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